DYMOCOフィッティング

柔整鍼灸臨床研究会 2012 04/08
DYMOCOフィッティング
NPOオーソティックスソサエティー
内田俊彦 先生
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靴ひもの締め方が緩いと、つま先が靴の中で泳ぎます。

この法人は、足の機能や靴に関する基礎とその応用研究、関連各方面との連絡、連携及び情報の提供により、足の障害予防、健康の増進に関する普及を図り、社会への寄与することを目的とする。
以下の事業を行なう
足の障害予防、健康の増進に関する講習会の開催、調査研究、広報活動

ドイツ靴産業連盟の報告(2000年、GDS)
1569人のこどもの足を計測した結果、半数以上の54%が合わない靴を履いていた。
 こどもの98%は健康な足を持って生まれてくる。大人の60%は足の障害で苦しんでいる。
それらの障害や足の変形は、靴が小さすぎたり、大きすぎたり、トウラインが先細りであったり、幅が広すぎたりする、足に合わないこども靴をとうしておこる。

今回、内田先生に足の機能解剖からご講演をいただきました。足に合わない靴を履いていると様々な不具合を起こすことを知らされました。
1204utida05.jpg  足背の痛みの出やすいところ
正面から1204utida06.jpg









側面から

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とりわけ1204utida04.jpg足のサイズは、体重を載せていると時と載らない時には大幅に変わることなぞ、実際に計測してみて、こんなに差が出るのだと実感しました。また、足の外周を計測するなど、ほとんどだれも知らない概念もありました。











後ろから見て、踵骨が傾くならば足の縦アーチと横アーチは緩み、ますます足は広がります。もしも踵骨が傾くようであれば、足首が傾かぬよう固定できる靴が必要になるでしょう。1204utida08.jpg

足の歪みから、下腿に痛みを起こす典型例


詳細な計測法と手順を体験しました。
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 足型をプリントして 
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ラインを引き 拇指の角度を計測します。
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来月は各自の歪みを補正するインソールの作成です

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この結果、カラダにかかる変化がどのように改善できるのかを実体験するそうです。 臨床研 田中





誠快醫院 院長 鹿島田  忠史先生
柔整鍼灸臨床研究会20123/11
呼吸・飲食・運動・ストレス管理+生活環境の気持ちよい調節法
 アシスタントの先生
1.気持ちのよい呼吸法
1)呼吸の重要性。加齢で最も早く低下するのが換気であり、80歳になると30歳の約40%にまで落ちる。
2)呼吸機能の強化3大法
①気 道:    気道のストレッチで抵抗軽減
②呼吸筋:    横隔膜と腹横筋をスロートレで強化
③呼吸中枢:    パーパーバッグセラピーで鍛錬

①気道のストレッチ(気道の抵抗軽減法=援助)
1)上唇小帯を伸展:上の歯肉と上唇との間(口腔前庭)に舌を入れ、少し痛みを感じるところまで押し上げて、5秒持続。これを3回繰り返す。
2)舌小帯の伸展舌の先を上あごに沿って喉の奥に向かって巻き、舌の下の舌下小帯が少し痛くなるくらい伸ばし、5秒間持続する。これを3回繰り返す。

②呼気筋のスロートレ(腹横筋の筋トレ=鍛錬その1)
1)呼息:座位から、お腹をへこませながらすばやく息を吐き、吐きる努力を4秒間。
2)戻し:腹筋を一気にゆるめ、口からすばやく息を戻す。すばやく吐く動作に戻る。
1)2)を疲れるまで続け、休みを入れて3回連続。これを週2~3回。

③ペーパーバッグセラピー(呼吸中枢の調節力強化=鍛錬その2)
1)A4大のビニール袋をふくらませ、口と鼻を被うように密着させる。
2)意識せずに鼻で呼吸し、息苦しさを感じて口呼吸をしたくなったら袋を離す。
3)袋の清潔管理終了後は袋の内面が呼気でぬれ、清潔が保てない危険がある。袋を裏返して乾燥させる。
1)~3)を3~5回連続する。週に2回程。

柔整鍼灸臨床研究会報告とご案内

 2012年 4月、5月

  DYMOCO理論に基づく足の評価および計測方法

  募集中です

 

      2月    SPATの基礎・操体原理と骨盤矯正法

2011年

      12月    クラシカル・オステオパシーその理論と実2

                   春山 勝 先生

    11月     クラシカル・オステオパシーその理論と実践

                   春山 勝 先生

   10月      身体バランス調整  ②

                   有倉 勉 先生

       9月      身体バランス調整  ①

                   有倉 勉 先生

   7月   "動きの医療" モビロメディスン

       モビロ・筋エネ・PNFの三段活用     ②

                   稲垣 正保 先生

   6月   "動きの医療" モビロメディスン 

       モビロ・筋エネ・PNFの三段活用~  ①

       稲垣 正保 先生

   5月   アメリカ理学療法テクニック  ③

         佐藤  雅哉 先生

   4月   アメリカ理学療法テクニック  ①、②

         佐藤  雅哉 先生

   2月   ASTRと筋膜リリース ~腰痛・関節痛~ 

         松本 不二生 先生

2010年

   12月  ASTRと筋膜リリース ~腰痛・関節痛~ ①

         松本 不二生 先生

   11月    ツボの話

         濵崎 正 先生

   10月  スポーツ外傷・障害の施術と予防 -肩・膝

         野田 哲由 先生

    9月  動きの医療 モビロメディスンⓇ  下肢の操作 

         稲垣 正保 先生

SPATの基礎・操体原理と骨盤矯正法

2012/2/12 柔整鍼灸臨床研究会
1202kasi01.jpg誠快醫院 院長 鹿島田  忠史 先生
 2級建築士 某大手プレハブ会社の社員から、操体法の創設者・橋本敬三先生(仙台の医師 (1897-1993)が 高橋迪雄(みちお)の正体術など民間の健康法をみずから実践し、肉体の変化が進む過程で何が起きているかをつかんだ結果うまれた健康法)に、1年間師事された。
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  治療師を目指して、①按摩マッサージ指圧師を取得。②柔道整復師を取得。③医師免許を取得。
操体法を進化させた SPAT を創設された。
 今回のWeb 報告では、技法の公開は骨盤矯正法など誤った使い方でリスクを含むことがあるために差し控え、SPAT治療の根本的な考え方のみを要約します。テクニックの習得には、DVDや書籍も多く出ています。やはり講習会などで実地の手ほどきが最も重要とのことです。                    臨床研 田中



1202kasi02.jpg第1部 SPATの根本的な考え方
Q: 手技療法・理学療法の専門家が操体原理などいう余計な知識を勉強して何の役に立つのでしょう?
A: 慢性疾患の患者さんを病院でもできない生活習慣指導で根本的な治癒状態に導きたいと思いませんか? こうした生活習慣指導の指標となりうるのが操体原理です。

 そもそも、生きることの究極目的は何でしょう?
1.子供を作り、守り育てる=種の保存。
2.少なくとも次世代が自立できるまでは生き延びる。つまり、子育ての終わる50歳までは何としても生きのびなくてはならない。

1202kasi03.jpg人生を4区分する古代インド思想から、50歳を越える意味は ?
学生期:0~25歳     自立のための準備期間(一人前になるまで)
家住期:26~50歳    子育てと仕事の期間(最も社会貢献≒仕事ができる)
林住期:51~75歳    他の3世代のサポート期間(≒江戸時代の寺子屋の先生的な存在)
遊行期:76歳以降    自立維持が最優先の期間(自立ができなくなると、生物学的に生存は危うい)

 医療・健康指導の目的とは何だろうか?
・出来るだけ病気にはなりたくない!                  予防医療・フィットネス
・もし病気になったら確実かつ楽に治して欲しい! 治療医学
・死ぬまで元気に過ごしたい!                          抗(好)加齢 (グッドエイジング・PPK=ピンピンコロリ)
上記3つのために医療・健康指導は、何をしているのだろうか?

本質的には2つ!-それは-《 援 助 鍛 錬
援助: 整復固定、テーピング、マッサージ、温熱・冷却療法、脱水への輸液、抗生剤投与など医療の大部分
鍛錬: リハビリテーション、筋力・エアロビクストレーニング、ワクチン、鍼治療、脱感作療法など

援助と鍛錬をどのように運用すれば、より治療効果が上がるのか?
今まで医療:    治療家が主役
操体原理:     患者さんが主役
 そこで【患者さんの気持ちよさを指標に治療を組み立てればよい!】これが操体原理
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操体原理の
第1法則  「気持ちよいは身体によい」
 -気持ちよさには-・援助の気持ちよさ(いやし)、と・鍛錬の気持ちよさ(爽快感)、の2種類がある。
気持ちよさのグレード
1)しているときも、した後も気持ちよい
2)しているときは何も感じないか多少つらいが、した後が気持ちよい
----------------------------------------------
3)しているときも、した後も何も感じない
4)しているとき何も感じないが、した後がつらい
5)しているときは気持ちよいが、した後がつらい
6)しているときにつらく、した後もつらい
《2)以上をメドに調節する。5)6)は危険》
 
第2法則 -自己責任要素-
 呼吸・飲食・運動・ストレス管理+生活環境は互いに関連し、補い合う関係。

第3法則 -慢性疾患の可逆性-
 発生:歪み(体調悪化)⇒機能の障害(検査値異常)⇒器質が破壊(外科疾患)
 回復:歪み解消(体調向上)⇒機能の回復(検査値改善)⇒器質が修復(画像改善)
悪くなるのも良くなるのも黄色の部分、歪みが出発点になる
2012kasip1b.jpg第2部:歪みのとらえ方とその解消法を習得
《SPATの不適応疾患》
1)骨折・脱臼・肉離れなど外傷による痛み    (骸)
2)骨粗鬆症                               (骨)
3)癌の骨転移疑い                         (が)
4)関節リウマチ等炎症性疾患の急性期      (リ)
5)腰椎椎間板ヘルニア                    (ッ)
6)体力の低下した超高齢者                 (チ)
(かっこ内は記憶法)
2012kasip1c.jpg腰椎の運動分析=動診による骨盤歪み検査⇒操体法による筋緊張除去⇒骨格の歪み矯正

SPATの全体的注意
1.骨盤歪み検査=動診のポイント                                        (どう)
1)姿勢:治療者と患者の両者が安定する姿勢                           (し)
2)対称性:障害に起因するトリックモーションに注意する。                  (た)
3)速度:体操的に速く動きすぎると快?不快の差が分からない。            (掃)
4)重心:重心のかけ方が間違うとそのだけで不快な動きとなり、差が分からない(除)
5)範囲:動きの幅が大きすぎるとどちらも不快となり、小さいと差が分からない  (は)
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動診:体躯の回旋練習

2.操体法のポイント                                                     (そう)
1)姿勢:治療者と患者が安定して動ける姿勢                         (し)
2)抵抗:気持ちよい適度な抵抗力。患者の出す力に合わせて気持ちよい強さで支える(シンクロ抵抗)。 (て)
3)保持時間:患者が丁度よいと感じる秒数                                  (穂)
4)脱力:追っかけ脱力をして筋うっ血低減の気持ちよさを増す。               (だ)
5)間隔:操体と操体の間隔を1-2呼吸取って筋疲労を除く。                 (か)

3.矯正のポイント                                                     (今日 )
1)姿勢:患者に不安を持たせない安定した姿勢                              (し)
2)方向:適切な矯正が行われる方向を確保する                             (ほ)
3)範囲:適切な幅の矯正操作、瞬発力で少ない幅が基本                   (は)
4)強さ:適度な強さで事故のない強さ 気持ちよさを目安の練習する           (つ)
5)速度:瞬発力を効かせて揺さぶるように行う(揺さぶり矯正)。強くてゆっくりの矯正は危険性が高い。 (そ)

1202kasi07.jpg2012kasip1e.jpg皆さんお分かりでしょうか?分からない人には私がやりますから体験してください。
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筋肉は硬くなっている時にはうっ血しています。ここをストレッチすると膨らみは引き延ばされ、停滞した血が動きだして腫れは引いてゆきます。






1202kasi09.jpgなるほど、そうゆうことですか。
1202kasi10.jpgでは来月も練習をつんでください
柔整鍼灸臨床研究会2011/12/11
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今日もお元気な春山先生、期待されます 
先月に続いて、実技指導です


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オステオパシーの基本







自律神経の神経節は、脊柱椎体の傍側に連なっています。
ここをどのようになだめるかが腕で、オシレーションの真髄でしょう。
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さて、カラダはどのように支えてられているのでしょうか。
 ボールを三脚足がどのように支えているのかを考えてみましょう。もしも一本でも歪んだらさて、どうなるのでしょうか?




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オシレーシヨンの注意点
・単独で行う治療法ではない。骨盤と頭部の治療を統合するものである。
・支点は止めないようにして行う。
・この治療が有効なのは術者のタッチによる効果(神経反射)が主である。
・脊髄液を排液を促す効果もある。
・治療には、縦波の成分を加えることがポイントになる


 オシレーシヨン
(身体を揺することの効果)
・いろいろありますが、カラダをゆすることで正常な心拍数までリセットすることができます




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脊柱の緩め方
・皮膚の受容器を介して作用する
・精神運動として....
・結果としてリラックスが得られる
・効果的な振動数は、50~70回/分





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先月も行った、
肩甲骨から脊柱傍側の自律神経節へのアプローチ

共振
・振動体にその固有振動数と等しい振動数の外力~が作用すると、その振動体が振動すること。
・外からの音により共振する現象を共嶋という。


 




患者さんのどこに問題が潜んでいるかを見つけ出すことが重要です。

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手順を覚えてください。

・脊椎の局所にある個々のオシレーション
センターの概念が重要
・脊椎には2種類のオシレーシヨンセンター
・1.個々の脊稚
・2.C7,D9,L51112harum3.gif



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 頸部の操作
頚部の操作は交感神経節が直下にあり、十分注意して操作しなければなりません。

 これに頚椎可動域の再獲得を加えます。
C7の特徴
・頚維はC7の上で動く
・C7より下は胸郭であり動きは制限される



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 背面から肩甲骨を介して交感神経の抑制法をとります。

D9の特徴
・横隔膜が付着している事によつて張力が変化してる。
・ファセット関節の角度がここで変化している
・構造とカーブが変化する点では荷重のかかり方が変化する。





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・側臥から脊柱傍側の交感神経節にアプローチします。
・抱え込むのは、胸椎の操作法です。


治療後どこまで改善できたかを、再確認します。
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 治療前後の違いを術者が確認すると同時に、患者さんに認識していただくことが大切です。

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 オステオパシーはごらんになってお分かりのように、派手な技法ではありません。見ていただけではなかなか分かりづらいものです。しかし、患者さんは明らかに変化を実感します。みなさんこれを機会に腕を磨いて下さい。
 先生こんな時にはどうしたものでしょうか?
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皆さん、疑問をぶつけ話が尽きない濃密な講演でした。 臨床研 田中


柔整鍼灸臨床研究会2011/11/13
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春山先生をご紹介します
・英国lnsttute of Classical 0steopathy 会員
・春山クリニック院長 医学博士春山勝先生
・1957(昭和32)年生ま1983年杏林大学卒
・医師になつて28年
・日本内科学会認定医、日本老年医学会専門医
・在宅でのターミナル・ケア





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 今日は分かっているようで、私たちにその真意がつかめていないクラシカル・オステオパシーの理論とその実践をご講義いただけるそうです。皆さん頑張って吸収してください。
                     臨床研 田中





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私はこんな事をしています...
・手技療法(オステオパシー)を習い始めて13年
・2005年より2011年まで大川学園医療福祉専門学校、柔道整復学科にて一般臨床医学を担当
・2008年3月英国Institute of Clasical Osteopathy 会員試験(MICO)合格
・2008年4月 内科医院を閉院し,オステオパシー専門クリニックを開設



 オステオパシーとは、1874年米国ミズーリ州にてA.T. Sti11.M.D.が唱した医学で、米国では医師M.D.と同様に国家試験を受け、手術や注射、処方も同等に行う(Doctor of Osteopathy,D.O.)
・英国にもオステオパシー大学がありD.O.が活躍している
・カイロプラクティックの創始者D.D Palmer はオステオパシーを学びその一部を簡略化した

11111haru03.jpg【オステオパシーの基本的な考え方】
・身体は動的なひとつのユニットである
・身体の機能と構造は相互に関係する
・身体は自己治癒力を備えている
・治療は上記の原則に基づいた合理的なものでなければならない
治療の目的は自己治癒力を制限しているものを取り除くこと

【ワーナム先生の哲学】
・オステオパシー病変は目に見えない
・力学や張力線は目に見えない
・ストレスや重力も目に見えない
・構造の変化があったとき、あなたはその存在を初めて知る
・あなたは構造を用いて、目に見えず、触れることのできないものを復元するのである。

【疾患を乗り越えるために】
・疾患にかからないようにするために、細菌または毒素について...
a)侵入を防ぐ        バリアー
b)増殖を防ぐ        白血球、抗体による貧食
c)排泄を促進する    循環の改善、排泄系 (オステの妙技、必殺技か?)
11111haru04.jpg【例えば肺炎の治療では】
・肺炎とは ,肺の内部で炎症が生じ肺胞が水浸しになる
・起炎菌に対し感受性のある抗生剤の点滴または内服が基本である
・さて、抗生剤で菌を破壊することはできる。しかし、肺胞の中の水分は?・・この再吸収は抗生剤の作用にはない。
・しかし、オステオパシーの技法で身体を動かすと、リンパの循環を促進することができる。

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【胸腔内圧の変化】
・吸気により胸腔内圧は-6mmHgまで低下
・1mmHg=1.36cmH20×6=8.2cmH20
・この圧力で引き上げられるから静脈やリンパ液が吸い上げられる
 鎖骨の部位を緩めることで肺に溜まったリンパ液の環流を促すことができます。このようです。

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[田中]
  一般的に私たち治療者は、カイロプラクティックなどの手技療法を少しは分かっているつもりです。
 しかし、オステオパシー基本作用の一つであるリンパの循環を促進するという、より生理学的なアプローチのことは、改めて知りました。









[春山先生]
 オステオパシーも基本は解剖学です。A.T.スティルが述べていることは、「1に解剖、2に解剖、3に解剖」で、解剖学が基本であることはその通りだと思います。言うなれば、スティルは「より解剖学的」。さらに、クラシカル・オステオパシーを体系づけたリトルジョンはこの技法が「より生理学的」なスタンスであると考えています。
 また、解剖学を離れて生理学が存在することはなく、両者は不可分の関係にあるのも、重要な点です。

 【次のオステオパシーの基本な考え方】
 身体は「動的なひとつのユニットであること」を【テンセグリティ構造】から説明しましょう。

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 【テンセグリティ】とは・バックミンスター・フラーと彫刻家ケネス・スネルソンにより生みだされた概念であり、tensional(力長)+integrity(完全性、統合性)の造語。
・右の写真は、ニューョークにある二―ドル・タワーは「彫刻」で、一本ずつのアルミの棒は相互に触れることなくワイヤーという張力で結ばれタワーを構成しています。

           カパンディ関節の生理学より                         船のマストと張綱の関係
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足のポンプ技法です。
 皆さんもやってみてください。

 組織間液のリンパ液は全身から集まり、左右の鎖骨下にある静脈角から静脈に入って心臓へもどります。

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 股関節の処置は、リンパ液が一番遠い左鼠径部から、反復・回転・屈曲⇔伸展させながら、求心性に環流を促します。




【大脳辺縁系の作用】
・脳幹を取り巻く辺縁部の大脳皮質のこと
・外界からの情報と過去の記憶と照らし合わせる
・それが"良いものであるか"を判断する
・全身の骨格筋の緊張、内臓の緊張、行動をコントロールする

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 あまりに動きの少ない操作ですので皆さんどのように力が作用しているのか、なかなか理解できないでしょう。私から受けて習得してください。
















胸郭を介助して、浅くなった呼吸の再開を促す技法です。
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 今日、先生からより生理学的な手技療法という、私たちには未知なオステオパシーの理論と実技をご伝授いただきました。なかなか難しそうですが、習得できたら素晴らしいことですね。来月もよろしくご指導ください。   臨床研 田中

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「身体バランス調整」 第2回



柔整鍼灸臨床研究会 2011/10/9
1110a01.jpg「身体バランス調整」 有倉勉先生
 皆さん連休の最中、熱心にお集まりいただきご苦労様です。
 今回は、前回の上肢から肩への復習に加え、下肢から体躯へのアプローチで身体のバランスを調整する手順を、実技指導をいただけるそうです。十二分に練習を積んでください。         臨床研 田中
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 傷害関節を直接、無理に治そうとせず末梢から揺さぶりをかけて体躯まで作用を浸透させてゆきます。
 この浸透させるところが、古武術からみた治療法の極意の一つです。是非マスターしてください。1110a05.jpg皆さん熱心ですね
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 下腿から股関節⇒体躯まで揺さぶります
手で引っ張るのではなく、小指・薬指・中指の薬指側半分とその掌とで引っ掛けるように掴み牽引をかけながら、術者の腕と患者さんの足首が繋がる感覚で牽引し、自分の体重を後ろに移動すると力が患者さんの足首⇒下腿⇒股関節⇒体躯と伝わってゆきます。
 無駄に引っ張れば患者さんはベッドの上で滑りだします。無闇に滑るのはエネルギーロスです。
 この力加減の見極めが大切です。







1110a06.jpgではみんなで練習しましょう。

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股関節の伸展⇔屈曲・外転⇒内転・左右の回旋
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 伏臥位から、下腿から臀部に向かって作用を加えてゆきます。
 臀部の按摩ではありません。あくまでも骨格を動かしながら軟部組織へ影響させて、動きに不具合を起こしていた関節をリセットしてゆきます。






1110a26.jpg肩甲骨が中に浮きます。天の神様が手首を釣り上げているのでしょうか?
自分の肩の筋群で、腕を持ち上げてはいけません。

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 肩関節に触れている手の平で、関節内の作動が正常か否か評価しています。
 そうこうしているうちに、摩訶不思議、関節の動きが馴染んできます。
 そうです、不正な作動をしていた関節が、いつしか平常にもどってくるのです。








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 あくまでも末梢から、作用を肩関節に浸透させてゆきます。
 慎重に繰り返して馴染ませてあげましょう。










1110a63.jpgいや、なるほど分かったような?気がしてきますな!
うまくできるかな・・・  臨床研 渡部

1110a64.jpg有倉先生2回に渡りご指導いただきまして、有難うございました。
これなら明日からの治療に役立ちそうですね。   臨床研 田中


「身体バランス調整」 有倉勉先生

柔整鍼灸臨床研究会 2011/9/11
「身体バランス調整」 有倉勉先生
1109ari01.jpg今回は有倉先生から、上肢から体幹の肩へ向かって
バランスを調整する手順を実技指導をいただけるそうです。
皆さん十二分に練習を積んでください。    臨床研 田中
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 スポーツ選手や職人さんなど、繊細な動作を必要とする方々は姿勢に負荷をかけやすいものです。この負担が身体のバランスを崩す要因になります。この様な状態から正常に戻すには、身体を『部分』と『全体』両方の視点から捉える必要があります。
 今日は末端から求心性に操作を加えて、バランスを取りもどして回復させる方法を練習します。


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さて、カラダの重心は胸元を通ります。皆さんも確認してください。
カラダを回旋させると胸元が揺れるようであれば、バランスが崩れている兆候と確認できるでしょう。







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胸元の確認⇒手首から肩にかけて⇒両肩を比較⇒腹部はどうか⇒両膝を屈曲させ
⇒腹部を自分で引き締めると、反っていた骨盤の前傾が緩のが分かるでしょう
術者は手の平を患者さんの腰とベッドの間に差し込み変化を確認してください







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手根に不調は無いだろうか⇒肘はどうかな⇒指の牽引
⇒手首をゆすって確認します













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なるほど肘の確認ですか













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肘を伸ばして内外逆手に捻り、手首から腕を軽く押し上げ、肩甲骨まで押し上げるのですね。こりゃ難しいな。

肩甲骨をスコップに見立て、肘を竿に見立て、手首をグリップに見立て、軽く押し上げるとスコップが背中を滑ります。肘には反張作用が加わります。
有倉



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手首をゆするのですね。結構揺れるものですね。












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手首を逆手に絞り⇒肩甲骨の内縁を把持して⇒腕を逆手に引き上げると⇒背中にへばりついていた肩甲骨がはがれてゆくのが確認できます。
無理をせずに反復して繰り返します。徐々に緩んでくるのが分かるでしょう。









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今日のテクニックは、格闘技家の有倉先生らしいカラダのとらえ方でした。
来月も、目新しい技が期待されます。よろしくお願いいたします。  臨床研 田中

モビロメディスン® 骨盤底の筋群

柔整鍼灸臨床研究会 2011/7/12
稲垣正保先生 稲垣実先生
まず前回の脊柱ツイストの再稽古から始めましょう。

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先月は、このようでしたね
思い出してください









体躯前面のストレッチを再稽古
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遊びを取りきるスラックアウトから、患者さんに筋力を拮抗させ、筋肉内部の標的をストレッチさせます。

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股関節と大腰筋群のストレッチを再稽古
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 体躯深部の大腰筋群が緩むことで、拮抗筋である背面の脊柱起立筋腰部も弛緩できる。
 例えれば船のマストの前面の張り綱を絞めると、マストは前に傾く。背面の張り綱を引くとマストは立つが緊張は高まる。前を緩めることで後ろも緩みちょうど良い張り加減にもどすことになる。

今日の本題は「評価と処置」 レベルは最高度
大腰筋の寸詰まり≒短縮・拘縮
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 大腰筋の緊張は屈曲時に鼠径部の直上部でとらえやすくなります。しかし、上手く捕まえられるようになるには、かなりの修練が必要です。
 筋を見つけたならば、指を筋の走行に沿って軽くそえ、大腿の伸展⇔屈曲を反復して緊張を探ります。これが軟部組織の評価です。両大腿を反復させて、緊張緩めてを揺さぶりながら解きます。
 標的が適確であれば、患者さんはかなりの痛さを感じるはずです。患者さんと確認をとりながら進めます。揉んで崩そうなぞとは危険です。あせらずに診つけ、ゆっくり解きます。
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骨盤底の筋群:恥骨筋・閉鎖筋モビロ≒短縮・拘縮

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 骨盤底は、左右恥骨の間に指が触れば即刻過ちです。この部位の処置法が一般に公開されぬのは法的な騒動になりかねぬためです。慎重の上にも慎重な対応が必須です。
 反面、正確な指さばきが患者さんを安心させ、成功すると股関節付近の不快感や機能障害の改善が期待できます。人工股関節置換術などの不具合などでも、大幅に改善されることを多く経験しています。
 しかし、信頼関係が成立せず、適確な処置が出来ぬのであれば、全ての責任は当該する施術者に由来します。慎重に対応してください。この意味でもレベルは最高度です。

殿筋群:小転子停止腱、大腰筋・腸骨筋・梨状筋なぞなぞ
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指先が何れの筋のどの部位をとらえているのか、正確に理解しながら緩めてください。










 今日の本題は、いずれも正確に機能解剖学が理解されていないと、自分が何をしているの全くわかりません。当然「軟部組織の評価」ができぬなら施術効果の是非も分かりません。十分な訓練の上、臨んでください。少しでも不安があるのならば、前回のストレッチ止まりにしてください。

モビロメディスン® 体躯前面

柔整鍼灸臨床研究会 2011/6/12
モビロメディスン® 体躯前面と骨盤底
《カラダの前面へアプローチ》 稲垣正保先生と稲垣実先生です 
mm1.jpgmm3.jpg「他動による手技療法の分類」    2010/2日本東方医学会口演
mm4.jpg カラダ(胸+背と腹+腰)は個々独立ではなく一体である。
アナトミートレインやPNFではラセン構造からカラダの一体化を説明する。

モビロやASTRは、障害のどのようなステージで、その威力を露わにするか。
a 機能解剖学             カラダのメカニズムが、どのように障害されるか解き明かす
b モビロテクニック           痛みを抑えて、こわれたメカニズムを修復
c 筋エネルギーテクニック    靭帯や筋群など、動く広さの再獲得
d PNF                    乱れたパフォーマンスを本来にチューニングさせる

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脊柱ツイスト


患者さんとの間合いの取り方で効果が決まります。
力まずにゆっくりやりましょう。











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そのよう、力まずに力をぬいて

















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息を吸ってもらうと、自然に腰が起きてきます
















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なかなかうまく行かないな
押さえる手の位置も、いまいち分からないな。















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えー、どうやってんの

















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肋骨を開くには力を入れぬこと

















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だめだめ、カラダごと預けて

だんだん良くなってきたよ













そう、もたれながら一度吸ってから吐き出してもらいます。
でも、これでは反り過ぎて背骨が折れそうです
1106mm1.gif体躯前面の6段階ストレッチ

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腸腰筋群、内転筋群、臀筋群の5段階ストレッチ
インナーマッスル群を標的にします。








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胸郭の強制排気法をまず立医で練習しましょう
次に背臥位から、患者さんの頭部に立って負荷を加えます。













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胸の上中下と3か所を、3回に分けて吐き出し来ると、残気量を最大限少なくできます。
頭の後ろで手を組み、お腹⇒胸⇒腕を開くと、最大吸気が実現します。
1106mm6.gif1106m12.jpg来月は股関節周辺と骨盤底です。モビロとASTRで拘縮を解く高等技術を覚えます。
そう、今月の復習もしっかりやりましょう。